『こいこい(Koi-Koi)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | こいこい(Koi-Koi) | ||
特徴 | こいこいは、日本で最も遊ばれている花札遊びの1つです。花札は、日本の伝統的なカードセットであり、それぞれが1年の12の月を表しています。 手札の花札を場にある同じ月のカードと一致させて、それらを組み合わせ、役(得点可能なカードの組み合わせ)を作成します。 役が完成したら止めて得点を得るか、「こいこい」と発声してより強い役を狙ってみるのもいいかもしれません。 | ||
プレイ人数 | 2 人 | プレイ時間 | 9 分 |
ゲームデザイナー | 複雑さ | 2 | |
アートワーク | Kelsey Cretcher | 戦略 | 2 |
エディター | 運 | 4 | |
発売日 | 1800 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
こいこい(Koi-Koi)とは?
こいこいは、日本で最も遊ばれている花札遊びの1つです。花札は、日本の伝統的なカードセットであり、それぞれが1年の12の月を表しています。
手札の花札を場にある同じ月のカードと一致させて、それらを組み合わせ、役(得点可能なカードの組み合わせ)を作成します。
役が完成したら止めて得点を得るか、「こいこい」と発声してより強い役を狙ってみるのもいいかもしれません。
こいこい(Koi-Koi)の遊び方
ゲームの準備
花札を1組(48枚)使用します。
花札全てをシャッフルし、場に8枚を公開して並べていきます。
残りの花札は山札にして配置しておきます。
各プレイヤーは持ち点を100点ずつ受け取り、ゲームを開始します。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. 手札を配る
2. 親から順番に順番に以下の流れで手番を行う
2-1. 手札と場のカードで合札を作る
2-2. 山札を1枚引いて、場のカードと合札を作る
3. 誰かが役を作り『やめ』と宣言した場合、得点計算を行う
1. 手札を配る
各プレイヤーに手札を8枚ずつ配ります。
最初に配った手札で、以下の役ができていた場合、その得点を獲得して次のラウンドに移ります。
役 | 条件 | 得点 |
---|---|---|
手四(てし) | 同じ月が4枚あるとき | 6点 |
くっつき | 同じ月が2枚ずつ4組 | 6点 |
2. 順番に以下の流れで手番を行う
親から順番に順番に以下の流れで手番を行います。
(親は1ラウンド目はランダムに、2ラウンド目は前ラウンドの勝者が親となります)
2-1. 手札と場のカードで合札を作る
2-2. 山札を1枚引いて、場のカードと合札を作る
2-1. 手札と場のカードで合札を作って獲得する
手札の札を1枚選択し、場に出ている同じ月の札と組み合わせて合札を作ります。
作った合札を獲得して、自分の手元に配置しておきます。
(※獲得した札は光札、タネ札、短冊札、カス札の4種類に分けて配置されます)
合札にできる札がない、したくない場合は、手札を1枚選択して捨て札にします。
月 | 札 |
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1月(松) | |
2月(梅) | |
3月(桜) | |
4月(藤) | |
5月(菖蒲) | |
6月(牡丹) | |
7月(萩) | |
8月(ススキ) | |
9月(菊) | |
10月(紅葉) | |
11月(柳) | |
12月(桐) |
種類 | 説明 | 札 |
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光札 | 松に鶴、桜に幕、芒に満月、柳に小野道風、桐に鳳凰の5枚 | |
タネ札 | 五光以外の生き物が描かれている札9枚 | |
短冊札 | 短冊が描かれている札10枚(赤色の短冊札3枚、青い短冊札3枚、字のない赤い短冊札4枚) | |
カス札 | 上記以外の札 |
2-2. 山札を1枚引いて、場のカードと合札を作って獲得する
山札からカードを1枚引いて、場に出ている同じ月の札と組み合わせて合札を作ります。
作った合札は先ほど同様に獲得して、自分の手元に配置しておきます。
山札から引いたカードで合札に出来る札が無かった場合、場札に追加されます。
3. 誰かが役を作り『やめ』と宣言した場合、得点計算を行う
獲得した札で役を作れた場合、『こいこい』を宣言してプレイを続けるか、『やめ』を宣言してラウンドの終了をすることができます。
『こいこい』を宣言した場合、さらに大きな役を作るように続けることができます。
こいこいを宣言した回数、倍返しルールが有りの場合は相手が、倍返しルールがなしの場合は自分の得点の倍数が高くなります。
新たな役を作らないと再度『こいこい』、『やめ』の宣言ができないので注意してください。
『やめ』と宣言した場合は、その時点の役で得点計算を行い、その得点分を相手の持ち点から奪います。
得点の計算方法
得点は以下の計算方法で計算されます。
(※上の画像の例はB(光札)が1枚、Cは倍返しルールありの得点です)
得点=点数*A*(1+B+C)
通常 | 倍率 | |
---|---|---|
A | 1 | 倍返しルールの場合、7点以上なら2。 |
B | 0 | 最初に光札が場に出ていたならその枚数分+1 |
C | 0 | こいこいしていたなら、その回数分+1。 倍返しルールの場合、代わりに相手のこいこいしていた時+1。 |
役の得点
光札の役 | 説明 | 例 | 得点 |
---|---|---|---|
五光 | 光札を5枚全部集める | 10点 | |
四光 | 柳以外の光札を4枚集める | 8点 | |
雨四光 | 柳を含めての光札を4枚集める (柳以外の3枚は自由) | 7点 | |
三光 | 柳以外の光札を3枚集める (柳以外の3枚は自由) | 6点 | |
動物・短冊の役 | 説明 | 例 | 得点 |
猪鹿蝶 | 猪、鹿、蝶の札を集める | 6点 | |
赤短 | 字の書いた赤短冊の札を3枚集める | 6点 | |
青短 | 青短冊の札を3枚集める | 6点 | |
六短(付加的) | 赤短と青短の札を全て集める | 4点 | |
一杯の役 | 説明 | 例 | 得点 |
花見で一杯 | 桜に幕と、菊に盃の組み合わせ | 5点 | |
月見で一杯 | 芒に月と、菊に盃の組み合わせ | 5点 | |
その他の役 | 説明 | 得点 | |
タネ札 | タネ札を5枚以上集める ※5枚で1点で1枚増えるごとに1点追加 | 1+(タネ札の枚数-5) | |
タン | 短冊札を5枚以上集める ※5枚で1点で1枚増えるごとに1点追加 | 1+(短冊札の枚数-5) | |
カス | カス札を10枚以上集める ※10枚で1点で1枚増えるごとに1点追加 | 1+(カス札の枚数-10) |
ゲームの終了条件
ゲームの長さで設定していた数だけ、ラウンド数を繰り返したらゲーム終了となります。
相手よりも得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
変更可能ルール
ゲームの長さ(デフォルト:半年(6ラウンド))
ゲームのラウンド数の設定を以下の4種類で変更することができます。
・1季節(3ラウンド)
・半年(6ラウンド)
・一年(12ラウンド)
・2年(24ラウンド)
こいこいの倍返し(デフォルト:こいこいの倍返しなし)
こいこいの倍返しは、こいこいを行った際の倍率が上がるプレイヤーを変更することができます。
『こいこい』を宣言したプレイヤーの得点倍率が1上がります。
『こいこい』をすると、相手の倍率が2倍になり、7点以上獲得すると得点が2倍になります。(※倍率が上がるのは1回だけ)
一杯の役(デフォルト:有効)
一杯の役は『有効』『雨流れ』『無効』の3種類から選択することができます。
名前の通り、有効の場合は『一杯』の役が使用され、無効の場合は『一杯』の役は使用できません。雨流れの場合は、柳の札を獲得している場合は一杯の役が無効になります。
光札に基づく得点倍率(デフォルト:ON)
光札に基づく得点倍率が設定されている場合、得点倍率がラウンド開始時に場にある光札の枚数+1からスタートとなります。
設定されていない場合は、ラウンド開始時の光札の倍率は適応されません。
今月の札(デフォルト:OFF)
今月の札を設定している場合、ラウンド数に該当する月の札を4枚全て集めると4点の役になります。
流れたラウンドの得点処理(デフォルト:得点なし)
誰も『やめ』ずにラウンドが終了した場合、得点を獲得するプレイヤーを決めることができます。
・得点なし
・流れたラウンドで親が得点する
・流れたラウンドで子が得点する
親の決め方(デフォルト:勝者が次の月の親になる)
各ラウンドの親を決め方を設定することができます。
・勝者が次の月の親になる
・敗者が次の月の親になる
・ひと月ごとに交代する
六短(デフォルト:ON)
『六短』の役を使用するかどうかを設定することができます。
『OFF』にした場合は、『六短』の役を使用できません。