『北西航路探検(Expedition: Northwest Passage)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | 北西航路探検(Expedition: Northwest Passage) | ||
特徴 | 北西航路探検(Expedition: Northwest Passage)はYves Tourignyによってデザインされ、Matagotによって発行されたゲームです。 | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 53 分 |
ゲームデザイナー | Yves Tourigny | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Stéphane Poinsot | 戦略 | 4 |
エディター | Matagot | 運 | 1 |
発売日 | 2013 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
北西航路探検(Expedition: Northwest Passage)とは?
フランクリンの探検隊を探して
1845年、ジョン・フランクリンイギリス海軍を代表し、
北西航路の先へと遠征します。彼らは未知の海へ繰り出し、それ以来再び聞くことはありませんでした。プレーヤーはフランクリン末路を見つけ出し、かつ彼が失敗した場所で成功を得るためにこれらの危険な北極の水域に乗り出さなければなりません:北西航路を見つけることによって。
ゲームでは島や海峡を探索し、フランクリン隊についてのイヌイットやケアンからの情報を得て、探検隊の難破船の発見をし、北西航路の海路を最初に発見しグリーンランドに帰還します。ゲーム最後に最も多くの名声点を得たプレーヤーが勝者です。同点の場合最初にグリーンランドに帰還したプレーヤーが勝者となります。
北西航路探検(Expedition: Northwest Passage)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ゲームボード
・探索タイル(大)
・探索タイル(小)
・ケルントークン
・イヌイットトークン
・フランクリントークン
・海峡トークン
・地図作成トークン
・北西航路トークン
・グリーンランドトークン
・太陽ディスク
・布袋
・個人ボード
・船コマ
・そりコマ
・得点ディスク
・乗組員コマ
準備
各プレイヤーは『個人ボード』、『船コマ』『そりコマ』『得点ディスク』『乗組員コマ(8個)』を受け取ります。
『そりコマ』と『乗組員コマ(7個)』を個人ボードの上に配置する。
・乗組員コマを配置
各プレイヤーの乗組員コマ1個をターン順を示す箇所に配置。
・船コマを配置
各プレイヤーの船コマをグリーンランドの矢印上に配置。
・探索タイルの配置
探索タイル(小)は、探索側を表にてし、ゲームボード上に対応するスペースに、6つの山札として均等に配置します。
探索タイル(大)をシャッフルし、布袋へ入れます。
布袋から、探索タイル(大)を4枚ランダムで引き、ゲームボード上に対応するスペースへ起きます。
・グリーンランドトークン・北西航路トークンを配置
グリーンランドトークンをボードの右側のスペース、北西航路トークンをボードの左側のスペースに配置します。
(※BGA上では、トークンは表示されません)
配置する枚数はプレイ人数によって異なります。
プレイ人数 | グリーンランドトークン | 北西航路トークン |
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2 | 6 | 10 – 3 |
3 | 7 – 3 | 13 – 7 – 3 |
4 | 10 – 6 – 3 | 15 – 10 – 6 – 3 |
・太陽ディスクの配置
太陽ディスクは、太陽トラックの「3」の位置に配置します。
ディスクは、上部分がコールド(青)、下部分がホット(黄)になっています。
最初と、最後の太陽トラック(3と5)は、オレンジ色になっています。
・ケルントークンの配置
既にボードの印刷されている、2つのケルンシンボルに、ケルントークンを配置します。
・探索タイルを獲得
ボードの準備ができれば、各プレイヤーは探索タイルを獲得を獲得します。
最後のプレイヤーから順番に、ボード上にある、探索タイル(大)を1枚選択して取ります。ボード上のタイルが取られる度に、布袋からランダムで探索タイル(大)を補充します。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで行われます。
1. アクションフェイズ
2. ラウンド終了フェイズ
1. アクションフェイズ
アクションフェイズでは、各プレイヤーは交互に1アクションずつアクションを行なっていきます。(全員がパスをするまで続けます)
・タイルを引く(コスト:乗組員1人)
・タイルを再構築して引く(コスト:乗組員2人)
・タイル配置(コスト:乗組員1人)
・乗組員の移動(コスト:乗組員1人)
・移動(コスト:乗組員1人)
・難破船や海峡の探索(コスト:乗組員3人)
・イヌイットやケアンの発見(コスト:乗組員2人)
・パス
タイルは1枚とったらストックから1枚補給。小タイルは各種類∞に存在するものとする。
タイルの所持数に制限はありません。
ボード上の全ての探検タイル(大)をランダムで引いた4枚の新タイルに置き換え、元のタイルはストックに戻す。
その後、探検タイル(大)または(小)を取り、自分の手札に加える。
※コストの2人をそりから1人・船から1人というようにわけて払うことはできない。
プレイヤーは個人ストックからボード上に1枚のタイルを配置する。
【配置ルール】
・タイルはボード上の黒いグリッドに沿って配置する事。
・タイルは少なくとも1辺(長い方でも短い方でも)プレイヤーが存在しているタイルに繋がっていなくてはならない。
(船かそりのいずれか、この実行アクションによります)
・新たに置かれるタイルの陸地や海域は隣接タイルの全ての陸、海に従って配置されなければならない(上下左右、斜めも)。
【島の完成】
少なくとも2つ以上のタイルで海やボード端の陸地で囲まれた陸地エリアが完成した場合、島が完成します。
プレイヤーが島を完成させた場合、地図トークン1つを入手し(同時に2つの島を完成させたら2つ)、島のサイズによって名声点を獲得します。
・2~3タイル⇒1点
・4タイル⇒2点
・5タイル⇒3点
・6タイル以上⇒4点
※ボードの端に接地されて形成された島も、島とみなします。
【空白地を埋める】
タイル配置した際に全ての辺に囲まれた探索タイル(小)サイズの空白地ができた場合、自分の手札から適合する小探索タイルをとり空白地を埋めるように配置します(裏返すなどして)。
小さいタイルを持っていない場合はストックから適合タイルを取り配置します(これにコストはかかりません)。
※BGAでは、小タイルを手札に持っていてもストックから配置されます(バグかもしれません)。
そりに隣接してタイルを設置する場合、そりに乗った乗組員タイルがコスト対象(追加アクションのコストも含め)で船の上の乗組員を代用することはできない。その逆もまたしかり。
乗組員を船とそりの間を行き来させます。
船とそりが同じタイル上にいる場合のみ乗組員を船に戻せます。「使用可能」(上段)「休憩中」(下段)どちらに居ても移動は可能です。
船からそりに乗組員を移動させたとき、船と同じタイルにそりを置きます。
そりから船への移動は、両コマが同じタイル上にいないと実行できず、船に全ての乗組員が乗った場合そりをボード上から取り除きます。
【初心者へのアドバイス】
この行動をミスしてしまうと島にとりのこされたままゲーム終了をむかえ大量失点してしまうほど重要ですが、操作が少しわかりにくいです。
初心者は上段・下段一方の移動を忘れがちです。基本的にボートでしか移動できない展開に陥ることが多いので、そうなったら両方移動させましょう(状況にもよりますが、船1人ボート6人か船0人ボート7人でいいと思います)。
船の移動: 海の航路によって繋がっている隣接タイルに船を移動させます。
そりの移動: 陸路でつながっている隣接タイルにそりを移動させます。そりは凍結していない海を渡ることはできません。
船やそり複数が同じタイルに存在可能です。
凍結タイルを船は移動できません。もし季節の変化により凍結タイル上に船がいることになった場合はその状況が解消するまで船は動けません。凍結タイルは陸地と考えられるのでそりが自由に移動することができます。
そりが移動する場合、そりに乗った乗組員タイルがコスト対象(追加アクションのコストも含め)で船の上の乗組員を代用することはできない。その逆もまたしかり。
発見されたトークンの位置するゾーン倍率(x1 / x2 / x3)によって1名声点に乗算された点が入ります。加えてゲーム終了時に最も多く得たプレーヤーに報酬として名声点が入ります。(個人ボードの各トークンマークをマウスオーバーすると表れる得点表参照)。
そりと同じタイル上のチップを探索する場合、そりに乗った乗組員タイルがコスト対象(追加アクションのコストも含め)で船の上の乗組員を代用することはできない。その逆もまたしかり。
発見したトークンの位置するゾーン倍率(x1 / x2 / x3)を2名声点に乗算したポイントを得ます。
そりと同じタイル上のチップを発見する場合、そりに乗った乗組員タイルがコスト対象(追加アクションのコストも含め)で船の上の乗組員を代用することはできない。その逆もまたしかり。
パスします。コストはかかりません。
このラウンドではもう何もできません。使用可能な乗組員がひとりもいなくなった場合は自動的にパスとなります。バスした順番が早い人から順に次のラウンドプレイします。
2. ラウンド終了フェイズ
太陽ディスクを動かし、太陽によってボードの一部が凍ってしまったり、水に溶けてしまったりします。
太陽ディスクはボードの周りにある7つの場所をラウンド終了ごとに、最初の位置から反時計回りに動きます。毎ラウンド太陽の位置より上の海が凍ります(重要)。
太陽ディスクが2回目にTHE ENDの位置にきた時が最終10ラウンド目となります)
以降1ラウンド中、プレーヤーは7コスト(乗組員)分アクションを行えます。ゲーム開始時7人の乗組員は船に乗っている状態になります。
アクションは船の上の乗組員を使う船アクションやそりの上の乗組員を使うそりアクションがあります。
1ターン中、プレーヤーは1もしくはそれ以上のアクションが可能です。しかし、追加アクション(2回目以降)は通常より1つ多くの乗組員を必要とします。これ以上アクションを止めたい場合は、画面上の[ターン終了]をクリックしてください。
ラウンド終了時に全乗組員は「使用可能」マスに戻ります。
次のターン順は最後の乗組員を使用した(もしくはパス)順番で決まります。それはボード左上部分のターン順マーカーによって示されています。
ゲームの終了条件
ゲーム終了条件:10ラウンドのアクションフェーズが終了した時、もしくは全ての探検家がグリーンランドに帰ってきた場合。※一旦船かそりがグリーンランドに帰るともうそれ以上行動できません。
★得点の稼ぎ方★
発見・探索による得点:
前述、イヌイットやケアンの発見・難破船や海峡の探索を参照。
北西到着とグリーンランド帰還の得点:
北西(ボード左下)に到着した順番に得点が入ります。プレイ人数によって違いますので、北西部分をマウスオーバーすると出る得点表で確認して下さい。
グリーンランド(スタート位置)に到着した順番に得点が入ります。プレイ人数によって違いますので、グリーンランド部分をマウスオーバーすると出る得点表で確認して下さい。
■■■ここまでの得点は個人ボードの☆部分に計上され表示されます。■■■
トークン所有数によるボーナス点:
難破船、海峡、地図トークンを最も多く手に入れたプレーヤー1~3位までが得点を得られます(個人ボードの各トークンマークをマウスオーバーすると表れる得点表参照)。同点のプレイヤーが複数いた場合、それらのプレイヤーが位置する順位の中で最も低い順位が適用されます。例:1位が2人いた場合などは、1位のポイントを両者に入るわけではなく2位のポイントが両者に入ります。
セット点:
発見したそれぞれのタイプのトークン、イヌイット、ケアン、難破船、海峡、地図で構成される5種1セットにつき6名声点ボーナスを獲得します。
放棄ペナルティ:
各そりや船が10ラウンド終了時にグリーンランドに戻らなかった場合のペナルティです。船・そりが未到着の場合、それに乗っている乗組員毎に2名声点のマイナスをもたらします。また放棄した船・そりも各2名声点のマイナスとなります。つまり最大18名声点のマイナスになります。