『パワーバキューム(Power Vacuum)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | パワーバキューム(Power Vacuum) | ||
特徴 | グレートバキュームが消滅しました。あなたはその甘美で絶対的な力を自分のものにしたいのです。しかし、あなたは敵を出し抜かなければなりません。敵はあなたと同じくらい野心的で危険なずる賢い家電です。陰謀が始まります! パワーバキューム(Power Vacuum)は、いくつかの危険なひねりを加えたトリックテイキングです。トリックに勝つと電力を獲得しますが、負けるとプレイヤー間で電力を操作できます。非公開のアジェンダ(議題・目標)カードは、他プレイヤーを支えたり打ち負かす動機になります。カードの裏面にはスートが表示されています! | ||
プレイ人数 | 1 - 5 人 | プレイ時間 | 26 分 |
ゲームデザイナー | Kaleb Wentzel-Fisher | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Malachi Ray Rempen | 戦略 | 3 |
エディター | Keen Bean Studio | 運 | 3 |
発売日 | 2025 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
パワーバキューム(Power Vacuum)とは?
グレートバキュームが消滅しました。あなたはその甘美で絶対的な力を自分のものにしたいのです。しかし、あなたは敵を出し抜かなければなりません。敵はあなたと同じくらい野心的で危険なずる賢い家電です。陰謀が始まります!
パワーバキューム(Power Vacuum)は、いくつかの危険なひねりを加えたトリックテイキングです。トリックに勝つと電力を獲得しますが、負けるとプレイヤー間で電力を操作できます。非公開のアジェンダ(議題・目標)カードは、他プレイヤーを支えたり打ち負かす動機になります。カードの裏面にはスートが表示されています!
パワーバキューム(Power Vacuum)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | カード(40枚) |
・ | アジェンダカード(10枚) |
・ | 家電ボード(5枚:プレイヤー1人あたり1枚) |
・ | アジェンダマーカー(5個:プレイヤー1人あたり1個) |
・ | コントロールボード(1枚) |
・ | 電源ケーブル(1本) |
・ | レベルマーカー(5個) |
・ | プレイヤー補助カード(5枚) |
・ | ソロモード補助カード(1枚) |
・ | 小さな電力トークン(40個) |
・ | 大きな電力トークン(5個) |
・ | 象のピース(20個:基盤、底部、胴体、頭部それぞれ5個ずつ) (BGAでは、表示されていません) |
準備
❶ | コントロールボードの配置 コントロールボードをテーブルの中央に置きます。 |
❷ | 家電ボードの受け取り 各プレイヤーはコントロールボード上に表示している家電5つの内、近い位置にある家電ボードを受け取り、自分の前に配置します。 |
❸ | アジェンダマーカーの受け取り 各プレイヤーにアジェンダマーカーを1個ずつ渡します。 アジェンダマーカーを家電ボードの左下にある「14 / 0」と記されたスペースに置きます。 |
❹ | 電力トークンの配置 コントロールボードの周りにある5つの家電製品全てに、小さな電力トークンを2つずつ置きます。 (プレイヤーが家電ボードを持っていない位置にも配置します) |
❺ | 像の配置(BGAでは、表示されていません) 像の部品をプレイエリアの横に部品を種類ごとにグループ化して配置します。 |
❻ | 電力トークンとレベルマーカーの配置 大きな電力トークンとレベルマーカーを手の届く範囲にそれぞれ配置しておきます。 |
❼ | リードプレイヤーを決める ランダムでリードプレイヤーを決めます。 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの補足
カードの内訳
各カードの内訳は以下のようになっています。
スート(4色)
以下の4色のスートは、それぞれ9枚ずつ存在しており、裏面はスートの色となっています。(※赤(暴力)のカードは切り札スートとなります)
赤(暴力) | 黄(資金) | 緑(官僚) | 白(メディア) |
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値:1~9 (切り札) | 値:1~9 | 値:1~9 | 値:1~9 |
スパイ(茶)
茶色のスートはスパイのカードとなり、全部で以下の4枚のカードが存在します。
それらのカードは表面は茶色ですが、裏面の色は別のスートの色となっています。
(※スパイのカードは切り札のカードに勝つことができます)
3(裏面:黄) | 4(裏面:白) | 5(裏面:緑) | 6(裏面:赤) |
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ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. カードを配る
2. 家電2つに電源ケーブルを繋ぐ
3. トリックテイキングを行う
4. 得点を獲得する
1. カードを配る
カード、アジェンダカードをそれぞれシャッフルして山札を作成し、各プレイヤーは手札が8枚になるようにカードを引き、アジェンダカードを1枚ずつ受け取ります。(※自分のみ確認可)
前のラウンドでカードを捕獲している場合は、そのカードを手札に加えた上で、手札が8枚になるように引きます。
各カードの裏側はスートの色になっており、各プレイヤーの手札の裏側の色を確認することができます。
ただし、スパイ(茶)のカードの裏側は他のスートの色で表示されています。
2. 家電2つに電源ケーブルを繋ぐ
残ったアジェンダカードの1枚を公開し、そこに書かれている2つの家電を確認します。
コントロールボード上の該当する2つの家電に電源ケーブルのプラグを差し込んで、電源ケーブルを繋げます。
その後、公開されたアジェンダカードは残ったアジェンダカードの一番下に配置されます。
3. トリックテイキングを行う
手札のカードが全てなくなるまで、トリックテイキングを行っていきます。
トリックテイキングは、以下の流れで実施します。
❶ | リードプレイヤーは手札から好きなカードを1枚選んで、場に配置します。 (このカードをリードカードと呼ばれます) |
❷ | 他のプレイヤーは順番に『リードカードと同じスートのカード』もしくは『スパイカード(茶)』を1枚選んで、場に配置します。 |
※該当するスートのカードがない場合、またはリードカードがスパイ(茶)の場合は、手札から好きなカードを出します。 | |
❸ | 全員が場にカードを1枚ずつ配置したらカードを確認し、『トリックの勝者』と『数字の一番低いプレイヤー』は以下の処理を実施します。 |
・トリックの勝者:『1点を獲得』もしくは『カードを捕獲』を選択する ・数字の一番低いプレイヤー:コントロールボードを操作する | |
❹ | トリックの勝者がリードプレイヤーとなって、次のトリックを実施します。 |
トリックの勝者について
トリックの勝者は、各プレイヤーのカードを確認し、以下の方法で決定します。
・切り札(赤)のカードが出されている場合 スパイ(茶)が出されていれば、スパイの中で数字の高いプレイヤーが勝利。 スパイ(茶)が出されていなければ、切り札の中で数字の高いプレイヤーが勝利。 |
・切り札(赤)のカードが出されていない場合 リードカードと同じスートの中で、数字の高いプレイヤーが勝利。 |
トリックの勝者は以下のいずれかを実施できます。
・1点を獲得 電力のサプライから1つの電力トークンを取り、自分のプレイヤーエリアに置きます。 |
・カードを捕獲 このトリックで使用されたカードの中から1枚を選んで、裏向きで確保します。 捕獲されたカードは次のラウンドの開始手札の一部になります。 |
トリックで使用された残りのカードは捨て札になり、勝者はリードプレイヤーとなって次のトリックを実施します。
コントロールボードの操作
最も小さい数字(スート関係なく)を出したプレイヤーは、以下の流れでコントロールボードを操作しします。
1. 電力トークンを移動する
電源ケーブルが伸びている2つの間で電源トークンを移動して電力を転送します。
白(∞)の位置に電源ケーブルが刺されている場合は、もう一方の家電の電力トークンをサプライから追加もしくはサプライに戻します。
2. 電源ケーブルの片側を別の位置に移動する
電源ケーブルの片側を選択し、別のプラグに移動します。
各プレイヤーが持っているアジェンダカードには、2種類の家電が描かれています。
この内、一方の家電の電力を最も多く、もう一方を家電の電力を最も少なくすることを目指します。
手札が5枚以上ある場合、手札のカードを出す前に自分のアジェンダカードを向きを決めて公開することができます。(※向きは変更できなくなります)
アジェンダカードを公開した場合、家電ボード上の手札の残り枚数の位置にアジェンダマーカーを配置します。
カードを公開した場合、ゲーム終了時にアジェンダカードの2つの家電ごとに条件の達成を確認し、マーカーを配置した位置の数字の得点を獲得できます。
(※公開していない場合は両方一致させる必要があります)
4. 得点を獲得する
全ての手札が無くなった場合はラウンド終了となり、得点計算を行います。
1. 家電の得点を獲得する
自分の家電ボードに配置されている電源トークンを全て獲得します。
2. アジェンダカードの得点を獲得する
各家電の電力トークンが最も多くの家電、最も少ない家電を確認し、各プレイヤーは手元のアジェンダカードの得点を以下の方法で獲得します。
該当する電力の家電が複数ある場合は、該当する家電全て対象となります。
アジェンダカードを公開している場合
アジェンダカードを既に公開している場合、以下のアジェンダカードの条件を満たした数だけ、アジェンダマーカーを配置している位置の得点を獲得できます。
・アジェンダの上向きの家電の電力が最も多い
・アジェンダの下向きの家電の電力が最も少ない
アジェンダカードを公開していない場合
アジェンダカードを公開していない場合、最後にアジェンダカードの向き(上下)を決めて公開します。
以下の両方を満たしている場合は、14点を獲得できます。
・アジェンダの上向きの家電の電力が最も多い
・アジェンダの下向きの家電の電力が最も少ない
ゲームの終了条件
以下の条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
プレイヤーの誰かが40点を獲得した場合
最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
得点が同じ場合、勝利を分かち合います。
ソロプレイの場合
ゲームの準備
❶ | コントロールボードを中央に配置 白の家電ボードが近くなるようにコントロールボードをテーブルの中央に置きます。 |
❷ | 家電ボードの配置 白の家電ボードを受け取り、赤の家電ボードを左側、黄色の家電ボードを右側に配置します。 |
❸ | 赤ポットのアジェンダカード 赤ポットのに赤/白のアジェンダカードを赤が上になるように配置します。 |
❹ | 黄ポットのアジェンダカード 黄ポットのに黄/白のアジェンダカードを赤が上になるように配置します。 |
❺ | 自分のアジェンダカード 自分に緑/茶のアジェンダカードを受け取ります。 |
❻ | 残りのアジェンダカードをシャッフル 残りのアジェンダカードをシャッフルし、取りやすい場所に裏向きで置いてアジェンダの山札を作ります。 |
❼ | アジェンダマーカーの配置 表の表に示された希望の難易度に従って、各家電ボードにアジェンダマーカーを配置します。 |
❽ | 電力トークンの配置 コントロールボードの周りにある5つの家電製品全てに、小さな電力トークンを2つずつ置きます。 (プレイヤーが家電ボードを持っていない位置にも配置します) |
❾ | 電力トークンとレベルマーカーの配置 大きな電力トークンとレベルマーカーを手の届く範囲にそれぞれ配置しておきます。 |
ゲームの流れ
基本的には、通常のルール通りでゲームを実施します。
1. カードを配る(※変更点あり)
2. 家電2つに電源ケーブルを繋ぐ
3. トリックテイキングを行う(※変更点あり)
4. 得点を獲得する
1. カードを配る(※変更点あり)
自分の手札、赤・黄ポットそれぞれにカードを8枚ずつ配ります。
(アジェンダカードは変わりません)
3. トリックテイキングを行う(※変更点あり)
基本的には、通常ルール同様にトリックテイキングを行い、赤・黄ポットと戦います。
ポットのプレイヤーの手番時の処理
リードの場合
手札の一番左のカードをプレイします。
フォローの場合
裏面がリードプレイヤーが出したカードと同じ色のカードがある場合、そのカードの一番左のカードを出す。
同じ色のカードがない場合は、最も左にある赤色のカードを出します。
それもない場合は一番左のカードを出します。
ポットのプレイヤーがトリックに勝利した場合
ポットの得点によって、『1点を獲得』もしくは『カードを捕獲』を実施します。
・35点未満の場合
1~2の番号が付いたカードを捕獲しようとし、可能なら切り札を優先して捕獲します。トリックに1~2の番号が付いたカードがない場合、代わりに得点を取ります。
・35点以上の場合
ボットはトリックを勝った場合、常に得点を獲得します。
ボットがコントロールボードを操作する場合
ボットがコントロールボードを操作する場合、以下の流れを実行します。
1. 電力の移動
ポットの色に電力を送れる場合はポットの色に電力を移動します。
出来ない場合はプレイヤーの色から電力を奪うように電力を移動します。
それも出来ない場合は、緑・茶から電力を奪うように電力を移動します。
それも出来ない場合は、黄から電力を奪うように電力を移動します。
片側に電力が無い場合は、その家電に電力を送るように移動します。
両方に電力が無い場合は移動しません。
2. 電力ケーブルの移動
アジェンダカードの山札の一番上のカードを公開し、そのカードの2種類の家電に電源ケーブル繋げます。(ケーブルの両方のプラグを変更する可能性があります)
引いたアジェンダカードが現在の電源ケーブルの配置と同じ場合は、山札を捨て札に配置して、もう一枚のアジェンダカードを引きます。
アジェンダの山札が無くなったら、捨て札をシャッフルして新しい山札を作成します。
ゲームの終了条件
通常ルール同様、自分もしくはポットが40点以上を獲得したらゲーム終了となります。
自分が40点以上を獲得した場合は勝利、赤・黄ポットが先に40点を獲得したら敗北となります。