遊び方

『クァンタム(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『クァンタム(Quantum)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルクァンタム(Quantum)
特徴クァンタム(Quantum)はEric Zimmermanによってデザインされ、Funforgeによって発行されたゲームです。
プレイ人数 2 - 4 人プレイ時間 46 分
ゲームデザイナーEric Zimmerman複雑さ2
アートワークGeorges Bouchelaghem, Kieran Yanner戦略4
エディターFunforge2
発売日2013やり取り1

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

クァンタム(Quantum)とは?

誰よりも早く手元の量子キューブを全てボード上に建設し、領域の征服者となること。

長距離偵察を開始しましょう!旗艦を軌道位置に移動させましょう!そして戦闘基地を再編成しましょう!
量子確率そのものを動力源とするあなたの忠実な宇宙船艦隊は、あなたの国の力を遥か遠くの星々まで及ぼします。

艦隊はあなたの指揮下にあります。しかし、歴史はあなたをどのように記憶するでしょうか?
飢えた破壊者として?狡猾な戦術家として?優秀な探検家として?
破壊的なあなたの艦隊を操り、世界を滅ぼすような技術を開発し、最終対決のために生き残った人類を結集させましょう。

クァンタム(Quantum)の遊び方

ゲームの準備

内容物

・マップタイル(全25枚)
・ダイス
・戦闘ダイス
・量子キューブ
・作戦カード
・指令カード

準備

各プレイヤーは3個のダイスを振ります。
これらはプレイヤーの最初の宇宙船です。

目が気に入らない場合、プレイヤーは宇宙船3個すべてを1回だけ振り直すことができますが、3個すべてを同時に振り直さなければなりません。宇宙船の出目合計が最も低いプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。

各プレイヤーは特定数の量子キューブを受け取り、開始位置の惑星を1つ選び量子キューブをそこに1つ置きます。
優勢ダイスを1、研究ダイスを1にして設置します。

ゲームの流れ

各プレイヤーは以下の手番を行っていきます。

1. アクションフェーズ

手番中、3アクションを使用して以下のアクションを行ないます。

1-1. 【1アクション消費】再構成
1-2. 【1アクション消費】配備
1-3. 【1アクション消費】移動/攻撃
1-4. 【2アクション消費】量子キューブの建設
1-5. 【1アクション消費】研究

2. 進歩カードフェイズ

2-1. 進歩カードを獲得する

1. アクションフェーズ

手番中、3アクションを使用してアクションを行っていきます。

同じアクションを何回も選ぶことも可能で、それに加えて『宇宙船の能力』も使用することができます。(※各宇宙船の能力は『宇宙船の能力』をご覧ください)

1-1. 【1アクション消費】再構成

マップ上か屑鉄置き場上の自分のダイス(宇宙船)を振り直します。
振り直した後の目が振り直す前の目と同じだった場合、新たな目が出るまで振り直します。

1-2. 【1アクション消費】配備

自分の屑鉄置き場から宇宙船1個を自分の量子キューブがある惑星の空いている軌道位置(軌道位置とは、惑星の上下左右の4マスのことです)に配置します。

1-3. 【1アクション消費】移動/攻撃

『移動/攻撃』によって、プレイヤーはマップ上の宇宙船1個を移動します。
(※『移動/攻撃』の使用は、それぞれの宇宙船が1ターン内に1回まで行えます)

宇宙船の移動方法

宇宙船の目の数だけ、宇宙船を移動させます。

・宇宙船は隣接している任意のマスに移動することができます。
(斜めに移動はできません)
・宇宙船は惑星上(マップタイルの真ん中)を通過、着陸はできません。
・宇宙船は他の宇宙船を通過することはできません。
(攻撃を行うため、他の宇宙船で移動を終えることはできます)

相手の宇宙船があるマスで移動を終えた時、相手の宇宙船を攻撃を行います。
(※攻撃後にその宇宙船を移動させることはできません)

相手の宇宙船への攻撃方法

相手の宇宙船への攻撃を行う時、攻撃側が黒いダイス、防御側は白いダイスを振ります。

宇宙船の目と振ったダイスの合計値を比較し、数字が少なかった宇宙船が勝利となります。(同数の場合、攻撃側の勝利)

攻撃側が勝利した場合

防衛側はその宇宙船を振り直して、自分の屑鉄置き場に置きます。

攻撃側は防衛側がいたマスに移動するか、またはその攻撃の直前に入ったマスに戻るかを選ぶことができます。

攻撃側は優勢ダイスを+1、防衛側は優勢ダイスを-1します。

防御側が勝利した場合

攻撃側の宇宙船は破壊されず、攻撃の直前に入ったマスに戻ります。

優勢点の変化はありません。
攻撃側にとって、攻撃失敗のリスクは何もありません。

1-4. 【2アクション消費】量子キューブの建設

ある惑星の軌道位置にある自分の宇宙船の目の合計が、その惑星の惑星番号に等しい場合、プレイヤーはその惑星上に量子キューブを1個置きます。

・惑星に斜めに隣接している宇宙船や、敵の宇宙船の目は考慮に入れません。
・同じ惑星上に同じプレイヤーの量子キューブを複数置くことはできません。
(別々のプレイヤーが量子キューブを置くことはできます)

1-5. 【1アクション消費】研究

プレイヤーは研究ダイスの目を+1します。

・研究ダイスの目を+1します。
・手番中、何回でも『研究』を行えますが、研究ダイスを7以上にはできません。
・進歩カードフェイズ中、研究ダイスの目が6になっている場合、利用可能な進歩カードを1枚選んで取ることができます。そのあと、研究ダイスの目は1に戻ります。

2. 進歩カードフェイズ

条件を満たしている場合、進歩カードを獲得します。

2-1. 進歩カードを獲得する

以下条件を満たした数の枚数、進歩カードを獲得します。

・その手番中に置いた量子キューブ1個ごとに1枚
・研究ダイスの目が6になっている場合、1枚

プレイヤーは表向きの進歩カード6枚から任意の1枚を選んで取ります。
進歩カードには以下の2種類があります。

【作戦カード】
選んだら、プレイヤーは即座にその効果を解決します。

【指令カード】
指令カードは指令シートの横に置き、その効果はゲーム終了時まで持続します。

各プレイヤーは指令カードを3枚まで持つことができます
(すでに指令カードを3枚持っている場合、プレイヤーは作戦カードを選ぶことも、自分の指令カードのうち1枚を新たな指令カードに置き変えることもできます。その場合、任意の指令カード1枚を捨て札にします)。

カードを1枚選んだあと、プレイヤーは即座に対応する山から新たなカードを1枚引いて場に補充します。

プレイヤーは常に、カードを1枚取る権利を放棄して場に出ている6枚のカードを捨て札にし、新たにカードを6枚(各種類3枚ずつ)引いて場に補充することができます。

捨て札は表向きで対応する山の横に置きます。
山のカードが尽きた場合、捨て札をよく混ぜて新たな山とします。

「拡大」作戦カードは、追加の2個の宇宙船を登場させるカードですが、既に追加の宇宙船を両方とも登場させている場合、「拡大」カードを使うことはできません。

ゲームの終了条件

いずれかのプレイヤーが量子キューブを全て配置した場合、そのプレイヤーが勝利となり、ゲームが終了となります。

クァンタム(Quantum)の補足情報

宇宙船の能力

宇宙船の能力は以下の通りになっています。

宇宙船名称能力
戦闘基地
(1)
「爆撃」アクションを消費せずに、隣接する宇宙船に攻撃を仕掛けることができます。勝った場合は、相手がいたマスに移動することもできます。
旗艦
(2)
「輸送」周辺マスにある自分の宇宙船を載せたまま移動し、移動後空いている周辺マスに降ろすことができます。輸送中の攻撃はできません。※このゲームでの「周辺マス」は縦・横・斜めの8マスのことです。
駆逐艦
(3)
「ワープ」自分の宇宙船一つと、場所を入れ替えます。
フリゲート艦
(4)
「改修」自身を3か5に変更することができます。
迎撃機
(5)
「機動」移動の際、斜めに動くことができます。(斜めに動く必要がない場合は、使用されません。)
偵察機
(6)
「無料再構成」アクションを消費せずに、再構成を行うことができます。(6が出た場合他の数字が出るまで振り直し。)

・能力の使用は、それぞれの宇宙船が1ターン内に1回まで行えます。
・各宇宙船は、目が変わっても能力を1つしか使うことができません。
・旗艦と迎撃機は『移動』と『能力』を同時に消費します。
・作戦カード「機運」は、新しいターンとして2アクションもらえるので、移動や能力は再び行えます。

指令カード

カード効果カード効果
身軽
移動ボーナス

自軍の艦隊の全ての宇宙船の移動距離が+1マス増える。
熱心
無料配備

配備での1アクションを消費しません.
尊大
多くの宇宙船による追加アクション:ターン開始時に自分の宇宙船が他の全てのプレイヤーよりも多かった場合、追加の1アクションを得る。執拗
戦闘再抽選

戦闘時、相手がダイスを振った後に自分の戦闘ダイスを振りなおすことができます。
賢明
制御された改造

宇宙船を振り直すときに、振る替わりに自由に数字を選べる。
独創
隅からの建設

量子キューブ建設用として惑星の斜めのマスに隣接している宇宙船もカウントすることができる。
好戦的
破壊による追加アクション

あなたのターン中に1機以上の敵宇宙船を破壊した場合、そのターンに追加の1アクションを得る。
多才
柔軟な建設

惑星の軌道位置にいる宇宙船の数値の合計値が惑星自身の数字と比較して±1であっても惑星上のキューブ建設をすることができる。
才能
研究報酬

ターンの開始時、アクションを消費せずに研究ダイスの目を2足す。
高潔
消滅しない優勢

宇宙船が破壊されたとしても、あなたの優勢ダイスは減らない.
知的
研究のために優勢を減じる

各ターンに1回、フリーアクションとして、優勢ダイスをマイナス1して研究ダイスをプラス3にできる。
遊牧
惑星間輸送

各ターンに1回だけ、アクションを消費して、惑星の軌道位置にいる宇宙船の1つを惑星に隣接する別の惑星の軌道位置に再配置する。
順応
同一宇宙船による追加アクション:ターン開始時に同じ数の自分の宇宙船が2つ以上あった場合、追加の1アクションを得る。頑強
固い防御

あなたが攻撃されたとき、あなたが勝つか引き分けるかした場合攻撃者を破壊する(そして優勢点を手に入れる)
無慈悲
敵のダイスの強制振り直し

あなたが攻撃側、または防御側の時、敵のダイスを1回だけ振り直させることができる。
収奪
破壊は研究なり

あなたのターンで敵宇宙船を1機以上破壊した場合、研究ダイスをプラス3する。
好奇心
平和的ボーナス移動

各ターン、そのターン中攻撃をしない限りフリーアクションとして追加の移動を1回できる。
早熟
急進歩

研究ダイスが4か5のときに指令カードを取れる。
危険
攻撃者を破壊

あなたが防御側の場合、プレイヤーが攻撃ダイスを振る前に両軍の船の破壊を宣言することができる(その場合、優勢ダイスの処理は行わない)。
断片的
ダイスの振りなおし

あなたのターン中、全てのダイス(宇宙船の改造や戦闘で)をもう一度振り直すことができる。
精力的
2回以上の移動

あなたの宇宙船は各ターンに2回以上の移動や移動攻撃ができる(各移動は1つのアクションと数える)。
理性的
戦闘ダイスは3に固定

戦闘でダイスを振る替わりに、全てのあなたの戦闘ダイスは3であると考える。
猛烈
戦闘ボーナス

攻撃や防御時に戦闘ダイスから1マイナスする.
宇宙船追加能力
各ターンに一度だけ、フリーアクションとして宇宙船の能力を2回使用することができる。
柔軟
宇宙船調整

各ターン1回だけフリーアクションとして、あなたの宇宙船の1つの数値をプラス1またはマイナス1できる。
戦略的
戦闘支援ボーナス

自分の宇宙船と隣接しているあなたの宇宙船は全ての戦闘ダイスに-2の恩赦を受ける(攻撃側の位置は移動元にのみ存在するとみなす)。
身軽
移動ボーナス

自軍の艦隊の全ての宇宙船の移動距離が+1マス増える。
戦術的
ボーナス短距離移動

各ターンに1回だけフリーアクションとして、あなたの宇宙船を1機隣接マスに移動する(攻撃移動も可能)。
機知
アクション1を得るための宇宙船の犠牲

各ターンに1回だけ、マップから屑鉄置場へ宇宙船を取り除き、振り直す。そしてそのターンに追加の1アクションを得る。
専制的
優勢のために研究を減じる

各ターンに1回、フリーアクションとして、研究ダイスをマイナス1して優勢ダイスをプラス1にできる。
熱望
優勢倍率増

敵の宇宙船を破壊した時、優勢ダイスをプラス2する;自軍の宇宙船が破壊された場合、優勢ダイスをマイナス2する。

作戦カード

カード効果カード効果
再編制
ただちに宇宙船のどれかあるいは全てをリロールする:あなたのリロールした宇宙船を自分の量子キューブが建設されている惑星の軌道位置上あるいは自分の屑鉄置き場に置いてください。機運
2アクションの追加手番を得る

ただちに、追加の1手番を得る – この手番では、3アクションではなく2アクションしか行えない。
再配置
量子キューブを即座に移動させる

別のプレイヤーの量子キューブを、キューブが1個も置かれていない惑星に移動させます。
妨害
指令排除

他のすべてのプレイヤーは、ただちに指令カードを1枚捨てなければならない。
侵略
ただちに優勢ダイスに2を加えます拡大
あなたの艦隊に宇宙船を加える

直ちに追加の宇宙船を振り直し、あなたの量子キューブが建設されている惑星の軌道位置、もしくは屑鉄置場に配置する。

変更可能ルール

The Void (拡張)

マップ上に、惑星のないタイルが1枚混ざります。

ターン開始時にこのタイル上に宇宙船がある場合、宇宙船1つにつき1つ、研究ダイスの目を増やします(最大6)。

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