『イッツアワンダフルキングダム(It's a Wonderful Kingdom)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | イッツアワンダフルキングダム(It's a Wonderful Kingdom) | ||
特徴 | イッツ・ア・ワンダフル・キングダムはローファンタジーの世界を舞台にした、ソロまたは2人用のスタンドアローンゲームです。前作「It's a Wonderful World」のコアとなるメカニクスにインスパイアされたこの新しいゲームでは、より多くのインタラクション、ブラフメカニズム、そして新たなチャレンジが用意されています。 このゲームは、それぞれ異なる、メカニカルなひねりを加えたモジュールを使ってプレイする。ゲームごとに、プレイヤーは異なるモジュールから1つを選んで対戦する。(3/23現在未実装)ゲームは4ラウンドに分かれている。各ラウンドには3つのフェイズがある。 | ||
プレイ人数 | 2 人 | プレイ時間 | 51 分 |
ゲームデザイナー | Frédéric Guérard | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Anthony Wolff | 戦略 | 4 |
エディター | La Boîte de Jeu | 運 | 2 |
発売日 | 2021 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
イッツアワンダフルキングダム(It’s a Wonderful Kingdom)とは?
イッツ・ア・ワンダフル・キングダムはローファンタジーの世界を舞台にした、ソロまたは2人用のスタンドアローンゲームです。前作「It’s a Wonderful World」のコアとなるメカニクスにインスパイアされたこの新しいゲームでは、より多くのインタラクション、ブラフメカニズム、そして新たなチャレンジが用意されています。
このゲームは、それぞれ異なる、メカニカルなひねりを加えたモジュールを使ってプレイする。ゲームごとに、プレイヤーは異なるモジュールから1つを選んで対戦する。(3/23現在未実装)ゲームは4ラウンドに分かれている。各ラウンドには3つのフェイズがある。
イッツアワンダフルキングダム(It’s a Wonderful Kingdom)の遊び方
ゲームの準備
・生産ボード(1枚)
・領地タイル_A面/B面(2枚)
・罠トークン(4枚)
・カード(85枚:開発カード67枚、宝物カード10枚、災厄カード8枚)
・資源キューブ
(90個:材料20個、人口20個、資金20個、探査20個、クリスタリウム10個)
・兵士トークン(30個)
・ラウンドトラッカートークン(1個)
・得点ボード(1枚)
・消去マーカー(1個)
準備
1. 生産ボードを中央に配置し、ラウンドトラッカートークンをラウンド1に配置します。
2. 開発カードと宝物カードを全てシャッフルして、山札を作成します。
3. 災いカード(8枚)を取り、山札の横に表向きで山札を作ります。
4. 資源キューブと兵士トークンをそれぞれ専用のスペースに置きます。
5. 各プレイヤーは、領地タイル(A面/B面)を1枚ずつ取り、手元に配置します。
6. 各プレイヤーは、自分の領地に対応する2つの罠トークンを取ります。
7. 各プレイヤーは、領地エリア、建設中エリア、選択エリアを確保して、ゲームを開始します。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの補足
災いカードについて
災いカードはカードの右下が黒色のアイコンになっています。
災いカードは、自分のプレイの邪魔をしたり、建設中エリアに残したままゲーム終了すると得点をマイナスするお邪魔カードです。
受け取らないように注意したり、罠トークンを上手く使用して相手に押し付けるようにしましょう。
効果 | 点数 | |
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巨大ネズミ 巨大ネズミを建設する際、害獣カードも1枚建設エリアに追加されます。 (※害獣カード:コストは兵士1個、ゲーム終了時-2点の災いカード) | -4点 | |
霧の巨人 建設した際に自分の建設中のカードを1枚選択します。 選択されたカードは霧の巨人を倒すまで、建設の完了を行うことができなくなります。 (※コストの支払いは可能) | -5点 | |
シャドウ シャドウが選択エリアまたは建設エリアにある場合、計画フェイズ開始時にシャドウの枚数分、手札を選択して捨てます。また捨てた枚数分、相手は錬金術エリアに資源キューブを1個追加されます。 | -4点 | |
盗賊 盗賊を建設した際、自分の生産アイコンを1つ選択します。 選択した生産アイコンは盗賊が倒されるまで使用することができなくなります。 | -4点 |
ゲームの流れ
このゲームは全4ラウンドで行われ、各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. 選抜フェイズ
2. 計画フェイズ
3. 製造フェイズ
4. 戦闘フェイズ
1. 選択フェイズ
ラウンド開始時、プール1・プール2にカードを1枚ずつ配置され、各プレイヤーに山札から7枚、災いカード1枚の計8枚の手札を受け取り、罠トークンを使用出来る状態に戻します。
その後、手札が全て無くなるまで各プレイヤー交互に以下の流れを実施します。
1. プール1またはプール2のカードを全て取る
2. 手札のカード2枚をプールに配置する
先手プレイヤーの最初は『2. 手札のカード2枚をプールに配置する』だけを実施します。
選択プレイヤーは、カードのグループを選択して、それらをすべて自分の選択エリアに取り込みます(手札ではありません)。
同様に、選択プレイヤーは、空のスタックが存在する場合はそれを「取る」ことを選択できます。
手札のカードを2枚選択して、プール1・プール2のどちらか一方、または1枚ずつカードを配置します。(※一方を空にすることも可能)
手札が無くなって出せなくなったら、この時点でフェイズ終了します。
カードを出す際、罠トークンを使用することで、裏向きにして配置することができます。(一度に2枚の罠トークンを使用することも可能)
次のフェイズに移るまで、裏返しになったカードは表になりません。
2. 計画フェイズ
選択エリアで、裏向きで配置されているカードを公開します。
その後、選択エリアの各カードに対して、以下のいずれかを実施していきます。
・建設
・リサイクル
全プレイヤーが、全てのカードを建設・リサイクルの選択したら次のフェイズに移ります。
宝物カードはリサイクルのみ可能、災いカードは建設のみ実施できます。
カードを構築した場合、それを建設中エリアに置きます。
カードの下部に⚡マークが描かれている場合、建設中エリアに配置したタイミングで⚡マークの効果を実施する。(災いカード)
建設中エリアのカードは途中で建設を辞めて、リサイクルを行うことが出来ます。
その場合、リサイクルと同様に資源キューブを獲得できますが、カードのコストに置かれている資源キューブは破棄されます。
リサイクルする場合、そのカードを捨て札にして右上の資源キューブを獲得します。
獲得した資源キューブは『建設のコストに使用』または『錬金術に追加』に使用できます。(※獲得した資源は、このフェイズ中に必ず使い切ります)
建設中カードの左上には、カードを建設に必要なコストが描かれています。
対応する資源キューブをカードのコストに配置することで、コストとして支払うことができます。(※一部だけでも支払い可能)
建設を完了する
建設中カードのコストを全て支払った場合に建設完了です。
コストに支払った資源を全て取り除き、完成ボーナス(カード名の上)を獲得し、自分の領地タイルの右上に配置します。
既に建設完了のカードがある場合、カード名の下のアイコンが見えるようにズラして重ねます。
一部のカードは、兵士トークンやクリスタリウムでしかコスト支払いができません。
これらの支払いはフェイズ2~3の好きなタイミングで行えます。(※災いカードへの支払いはフェイズ4のみ)
資源キューブは『錬金術に送る』ことで、錬金術エリアに資源が追加されます。
錬金術エリアに資源が5つ配置された場合、赤いクリスタリウム(ワイルドリソース)に交換されます。
クリスタリウムは、好きな資源の代わりとして使用できます。
3. 生産フェイズ
生成フェイズでは、以下の順番で資源が生成されます。
材料(白) ➡ 人口(紫) ➡ 資金(黄) ➡ 探査(青)
各プレイヤーは『領地タイルの生成アイコン(右上)』と『完成した建設物の生成アイコン(カード名の下部)』から該当の資源を生成し、リサイクル同様『建設のコストに使用』または『錬金術に追加』を行います。
各資源で最も多くの資源を生成したプレイヤーは、兵士トークンを1個獲得します。
『資源の生成』と『資源の使用』の両方を行った後に次の資源生成を行うので、建設物が完成した時は、次の資源生成には反映されます。
4. 戦闘フェイズ
災いカードのコストの支払いを兵士トークンを使用して実施できます。
災いカードのコストを全て支払えた場合、カード名の上のアイコンの効果を実施して取り除きます。(建設されるわけではありません)
取り除かない限り、災いカードの効果が適応され、ゲーム終了時に残っていた場合は点数が減点されます。
ゲームの終了条件
4ラウンド目が終了した時、ゲーム終了となります。
各プレイヤーは得点計算を行い、最も得点が高いプレイヤーが勝利です。
同点の場合、最も多くのカードを完成させたプレイヤーが勝利。
それも同じ場合、最も多くの兵士を持つプレイヤーが勝利します。
得点計算方法
得点計算は、自分の領地タイルと建設した建物の左側に描かれているアイコンが得点となります。
・数字のみが描かれている場合は、その数字が得点となります。
・数字とアイコンが描かれている場合は、建設したカードの右側のアイコンの数×数字が得点となります。
・災いカードが建設中エリアに残っている場合、右下の数字が減点になります。
変更可能ルール
開始時の領地(デフォルト:A面)
各プレイヤーの領地タイルを『A面』『B面』のどちらを使用するか選択できます。
『A面』はそれぞれ初期に持っている能力が異なっており、『B面』は全プレイヤー同じ条件で始まります。
初心者は『A面』でプレイすることが推奨されています。
災い(デフォルト:ランダム)
災いの設定は『ランダム』『選択』の2種類から選べることができます。
選択を選んだ場合、2種類の災いカードを1枚ずつ選択して、ゲームに含まれます。
ランダムの場合、自動的に災いカードが選択されます。
生産のスキップ(デフォルト:ON)
生産フェイズ時、資源を生産できなかったプレイヤーは、自分の手番がスキップされます。