『ルイス・クラーク探検隊(Lewis & Clark: The Expedition)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ルイス・クラーク探検隊(Lewis & Clark: The Expedition) | ||
特徴 | ルイス・クラーク探検隊(Lewis & Clark: The Expedition)はCédrick Chaboussitによってデザインされ、Ludonauteによって発行されたゲームです。 | ||
プレイ人数 | 2 - 5 人 | プレイ時間 | 51 分 |
ゲームデザイナー | Cédrick Chaboussit | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Vincent Dutrait | 戦略 | 3 |
エディター | Ludonaute | 運 | 1 |
発売日 | 2013 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ルイス・クラーク探検隊(Lewis & Clark)とは?
あなたはアメリカ西海岸の調査という重大な役目を任命されました。
頼もしい仲間たちや、現地のインディアンたちとともに、アメリカを開拓していきましょう。
ゲームの目的は、川を下り太平洋まで輸送船を運ぶことです。
ルイス・クラーク探検隊(Lewis & Clark)の遊び方
ゲーム準備
・ボードの準備
ゲームボードを中央に配置する。
12枚の『ボートタイル』を6枚ずつの2つの山に分け、ボード上に置く。
これらのボートを利用することで、運べる荷物の量や人員の上限を増やすことができます
『遭遇人物カード』全54枚をシャッフルし、ゲームボードに裏向きに置き、遭遇人物カードの山札とする。
この山札からカードを5枚引き、ボード上の『遭遇日誌エリア』に強い順(人物カードの左上の数字が大きい順)に並べます(数字の小さいものほど下に、大きいものほど上になる)。強さが同じものは、カードを引いた順に下から並べていきます。
資源コマをストックに準備する。
ゲーム中のアクションによって直接獲得できる資源のことを基本資源、その他の資源を交易資源と呼びます。交易資源を得るためにはいくつかの資源やインディアンコマが必要になります。ストックの資源に上限数はありません。
プレイ人数に応じたインディアンコマをストックとして用意する。余ったインディアンコマは使用しない。
インディアンコマは人物カードの使用や村でアクションを実行するのに必要です。また、アクションの効果を高めることもできます。初期人物カードの「通訳」を使用すれば、より多くのインディアンコマを利用できます。なお、インディアンコマによって遅れを取ってしまう可能性もあるので、気を付けてください。
用意されるインディアンコマの個数は次の通りです。
プレイ人数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
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用意されるインディアンコマ数 | 6 | 9 | 12 | 15 | 18 |
ストックから1個のインディアンコマを取り、ボードの新参者エリアに置く。
・プレイヤーごとの準備
各プレイヤーはプレイヤーカラーに応じた探検ボードを受け取ります。さらに、各プレイヤーはストックからインディアンコマ1個を受け取り、探検ボードに描かれている船のうち、4隻目(左から4つ目)のボート上に置きます。
各プレイヤーはプレイヤーカラーと同じ色の初期人物カード6枚を受け取る。余った初期人物カードは使用しない。
これらの初期人物カードは探検隊のメンバーを表し、プレイヤーの初期手札となります。初期人物カードの内容は全プレイヤー同じです。
各プレイヤーは初期資源として、「毛皮、食料、装備品」を1個ずつストックから受け取り、探検ボードの1隻目(一番左)のボート上にこれらを置きます。
各プレイヤーはプレイヤーカラーに応じた自分の偵察隊コマをゲームボード上のスタートスペース(セントルイス)に置きます。
さらに、プレイヤーカラーに応じた自分の野営トークンをスタートスペース(セントルイス)を示すように川に隣接して置きます。
・スタートプレイヤーを決める
スタートプレイヤーを決め、ゲームを始めます。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各プレイヤーは以下の流れで手番を行っていきます。
1. 必須アクションを実施
2. 任意アクションを実施(必須アクションの前にも可)
手番では、必ず1回の「必須アクション」を実行しなければいけません。
そして、望むなら必須アクションの前後で任意アクションを実行できます。
それぞれのアクションを説明していきます。
1. 必須アクションを実施
必須アクションは「人物カードアクション」とボード上の「インディアンの村アクション」の2つのうちどちらか1つを選んで実行します。
手札の人物カードアクションを実行するためには、使用する人物カードをプレイし、人物カードに対して次のいずれかの方法で強さを与えなければいけません。
A:手札の他の人物カードを使用
手札から人物カードを裏向きにしてアクションで使用する人物カードのそばに伏せる。裏向きに伏せた人物カードが持つ強さの数値分だけ、アクションを実行する人物カードに対して強さを与えます。
B:探検隊ボード上のインディアンコマを使用
自分の探検隊ボードから1~3個のインディアンコマを取り、アクションで使用する人物カードのそばに置く。
C:手札の人物カードとインディアンコマを組み合わせて使用する
手札の人物カードとインディアンコマ1~2個を選び、手札の人物カードは裏向きにしてインディアンコマと共にアクションで使用する人物カードのそばに置く。このとき、強さの合計が3になるようにする。
これら3つの方法のいずれの場合でも、強さを表す数字と同じ回数だけ人物カードのアクションを実行します。
プレイされた人物カードはその場に残り、そのカードはプレイヤーのプレイエリアを構成していきます。
村アクションは、メインボード上のアクションエリアにインディアンコマを置くことによって実行することができます。
アクションエリアを1つ選び、選んだアクションエリアにインディアンコマを置くことで、それぞれに対応する固有のアクションを実行できます。アクションの詳細は村アクションの詳細を参照してください。
次のいずれかの方法を選んで実行します。
・空いているの円形のアクションエリアに自分の探検隊ボードからインディアンコマを1個取って置く
・半円のアクションエリアに自分の探検隊ボードからインディアンコマを1~3個置く。このとき、半円のアクションエリアにはインディアンコマが置かれているかどうかは問わない。
どちらの方法の場合でも、置いたインディアンコマの数と同じ回数だけアクションを実行します。これらのインディアンコマは探検隊から抜けることになり、プレイヤーのものではなくなります。
人物カードのアクションと異なり、これらのアクションは全てのプレイヤーが利用可能です。
村アクションを実行するための競争は激しいものとなるでしょう。他プレイヤーが村アクションをいつ実行するのかを予測することは重要な戦略となります。
アクションを実行するには、インディアンのシンボルで表される強さを、インディンコマや他の人物カードなどによって与えなければいけません。
各人物カードは1~3の強さを持ち、インディアンコマは1個につき1の強さを持ちます。そして、与えられた強さの数字と同じ回数だけそのアクションを実行します。
2. 任意アクションを実施(必須アクションの前にも可)
必須アクションの前後に実行できるアクションです。任意アクションは「雇用」と「野営」の2つがあります。
これらのアクションは手番中に任意に実行します(=実行してもしなくてもOK)。
遭遇人物カードがボード上の「遭遇日誌エリア」に置かれます。
プレイヤーは必須アクションを実行する前か後のどちらかで、1手番につき1人だけ人物を雇用する(=遭遇人物カードを獲得する)ことができます。
雇用する際には、次のコストをどちらも支払う必要があります。
雇用したい人物カードの強さと同じ数の装備品コマ
遭遇日誌エリアに示されている数の毛皮コマ
このとき、手札から1枚だけカードを捨てることで、必要な装備品コマの一部(全部でも可)を軽減できます。捨てたカードが持つ強さと同じ数だけ装備品コマの支払いを少なくできます。捨てたカードは表向きにしてゲームボードのそばに捨て札として置かれます。そして、雇用した人物カードは即座に手札に加えます。その後、遭遇日誌エリアに新たな人物カードを補充します。
遭遇日誌エリアへの人物カードの追加方法
遭遇日誌エリアに空きスペースができたら、即座にそのスペースよりも上にある全ての人物カードを下へスライド移動させます。その後、空いているスペースに新たな人物カードを置きます。このとき、強さの順番に並び変えられることはありません。
手番中、必須アクションする前か後のどちらかで野営アクションを実行することができます。このアクションを実行すると、自分の野営トークンが自分の偵察隊コマの場所まで移動します。
もし、手番開始時に必須アクション(人物カードアクション・村アクション)をいずれも実行できない場合、必ずこの「野営」アクションを最初に実行しなければいけません。
このアクションでは、自分のプレイエリアにプレイされているカードを手元に戻すことができます。
ただし、野営アクションを実行すると時間損失が発生する場合があります。時間損失が発生すると、偵察隊コマが後退することになり、ゴールから遠ざかります。どれくらいの時間損失が発生するのかはカードやボートに表示されている「時間アイコン」によって示されます。
野営アクションの実行方法
野営アクションは次の手順で実行します。
A.自分の人物カードに置かれている全てのインディアンコマを自分の探検隊ボードに戻す
(このとき、時間コストが最も少なくなるように探検隊ボード上の資源コマやインディアンコマを自由に再配置することができます。)
B.時間損失を計算します。以下の値を合計します。
この時点で手札として残っている人物カードの枚数。1枚につき時間損失1が発生します。
自分の探検隊ボードのボート(下記参照)
自分が所持しているボートタイル(詳細は村アクション:探検隊の改良の項目を参照してください)
1:このボートには3個まで資源コマを置くことができます。このボートでは時間損失は発生しません。
2:このボートには3個まで資源コマを置くことができます。このボートに少なくとも1個の資源コマが置かれているなら、時間損失1が発生します。
3:このボートには5個まで資源コマを置くことができます。このボートに置かれている資源コマ1個につき時間損失1が発生します。
4:このボートにはインディアンコマを1個だけ置くことができます。このボートでは時間損失は発生しません。
5:このボートにはインディアンコマを好きなだけ置くことができます。このボートに置かれているインディアンコマ1個につき時間損失1が発生します。
C.偵察隊コマの移動ルールに従って、時間損失の合計値と同じ数だけ、自分の偵察隊コマを「後方」のスペースへ移動させなければいけません。
(偵察隊コマがセントルイスから5スペース以上後退する場合、他の偵察隊コマがいたとしても、一番端のスペースで後退は止まります。)
D.偵察隊コマが自分の野営トークンよりも前方にあるなら、自分の野営トークンが偵察隊コマのいるスペースまで移動します。偵察隊コマが自分の野営トークンよりも後方にあるなら、野営トークンは移動しません。
E.自分のプレイエリアに置かれているカードを全て戻し手札にします。
野営トークン
野営トークン自体が後退することはありません。
野営アクション終了時、複数の野営トークンが同じスペースにあっても構いません。偵察隊コマは複数の野営トークンがあるスペースで移動を終えることができます。
ゲームの終了条件
誰かの野営トークンが「クラットソップ砦」のスペースまで移動したらゲームは即座に終了します。
そして、自分の野営トークンをクラットソップ砦のスペースまで移動させたプレイヤーが勝者です。