遊び方

『ファクタム(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『ファクタム(Factum)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルファクタム(Factum)
特徴ファクタム(Factum)は長年の友達であったとしても、新たな視点でお互いを知ることができるボードゲームです。このゲームでは、プレイヤーは自分の人生に関するリアルなストーリーを語り、それをカードに関連付けます。他のプレイヤーは、このカードを当てようとします。4〜12人用の2チーム制のゲームです。
プレイ人数 4 - 12 人プレイ時間 34 分
ゲームデザイナーNTJ Games複雑さ1
アートワークMarcin Wolski戦略2
エディター(Self-Published)2
発売日2021やり取り4

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

ファクタム(Factum)とは?

ファクタムはボードゲーム上で自分の人生の実話を語り、それらを様々な筋書きを示すカードと結び付けます。

他のプレイヤーはこれらのカードを推測しようとします。

これは、プレイヤーが新しい視点からお互いを知ることができる4~12人プレイヤー向けのゲームです。

ファクタム(Factum)の遊び方

ゲームの準備

各プレイヤーにイラストが描かれたカードを5枚ずつ配ります。

最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ

このゲームは下記の流れで行われます。

1. ストーリーテリング
2. ジャッジ
3. カードの追加
4. 推測
5. 得点
6. ベストストーリーに投票する
7. ターン終了

1. ストーリーテリング

以下の流れでストーリーテリングを行います。

1. ストーリーテラーを宣言する

最初に宣言したプレイヤーがストーリーテラーとなり、ストーリーテラーチームのキャプテンとなります。

2. チーム【ストーリーテラー/ジャッジ】を決める(※ランダム)

ストーリーテラーが選ばれると、全プレイヤー(ストーリーテラーを含む)は2チームに分割されます。

プレイヤー人数が奇数の場合、ストーリーテラーチームが1人多くなります。

3. ストーリーテリング

ストーリーテラーチームのキャプテンはカードを選択し、みんなにストーリーを語ります。これは様々な方法で実行します。

ストーリーを語り終えたら、ストーリーテラーは終了ボタンを押します。

(テキスト入力、BGAチャット、BGAゲームと並行して実行されるZoom / Discord / Skypeビデオチャットなど)

2. ジャッジ

ジャッジは自動的に選ばれます。かつ、ジャッジチームのキャプテンです。
まずジャッジだけがストーリーテラーの選んだカードを見て、ストーリーからこのカードを推測するのはどちらのチーム(ストーリーテラーチームかジャッジチーム)が相応しいかを選択します。

ストーリーからこのカードを推測する事が…
容易いと思うなら、通常はジャッジチームが推測する事を、
困難であると思うなら、通常はストーリーテラーチームに推測させる事を選択します。

推測する側のチームを推測チーム、そうでないチームを(便宜上)カオスチームと呼びます。

3. カードの追加

カオスチームの全プレイヤーは、ストーリーを最も反映しているであろうと思われるカードを1枚選び、場のカードに追加します。

カオスチームの目標は、推測チームに(ストーリーテラーのカードではなく)自分のカードを選ばせることです。
したがって、ストーリーにできるだけ一致するカードを出すように努める必要があります。

場のカードが5枚未満(ストーリーテラーのカードを含む)の場合、山札からカードをランダムに追加します。

4. 推測

場に出された全てのカードをシャッフルして、表向きでテーブルに並べます。

推測チームは、どのカードがストーリーテラーのカードであるかをそれぞれ決定します。

彼らは投票による多数決でストーリーテラーのカードを正しく推測しなければなりません。
ストーリーテラーとジャッジは黙秘しなければなりませんが、カオスチームのメンバーが何かを言って、推測チームを困惑させても構いません。

5. 得点

推測チームのプレイヤーがストーリーテラーのカードを正しく推測した場合、推測チームの全員が1点を獲得します。
推測が間違っていた場合、カオスチームの全員が1点を獲得します。

あなたが勝利チームのキャプテン(ストーリーテラーかジャッジ)である場合、さらに1点を獲得します。
あなたが選んだカードが推測チームに選ばれた場合、さらに1点を獲得します。

・勝利チームのプレイヤー:+1点
・勝利チームのキャプテン:+1点
・推測チームが誤って選んだカードを出したプレイヤー:+1点

ストーリーがベストストーリーとして選ばれたストーリーテラー(次のセクションを参照):+3点

1ターンに最大で6点獲得できます。

6. ベストストーリーに投票する

2番目以降のストーリーが語られた後、ストーリーテラー以外の全員は「ベストストーリー」に投票します。
現在のストーリーのストーリーテラーも過去のベストストーリーのストーリーテラーも投票には参加しません。

評価するポイントはカードとストーリーが一致するかどうかより、ストーリー自体の品質を重視します。
2番目のストーリーは最初のストーリーと競合し、勝利したストーリーが3番目のストーリーと競合し、勝利したストーリーが4番目のストーリーと競合し…

多数決で選ばれたストーリーを語ったストーリーテラーは3点を獲得します。
最多票が同数の場合、前回のストーリーテラーが保持します(ただし追加の3点はありません)。

この3点は「奪取可能」です。
別のストーリーが選ばれた場合、新しいストーリーテラーは3点を獲得し、保持していたストーリーテラーからは3点が引かれます。

7. ターン終了

このターンで場に出したカードを全て捨てます。
各プレイヤーは自分の手札が5枚になるまで補充します。
山札が無くなった場合、捨て札をシャッフルして山札にします。

次のターンが始まり、新しいストーリーテラーが募られます。ただし、同じプレイヤーが2回続けてストーリーテラーになることはできません。
他のプレイヤーは大歓迎です。

ゲームの終了条件

最初に12点を獲得したプレイヤーが勝者です。

アドバイスとテクニック

適切なバランス:ストーリーテラーが出すカードと、語るストーリーのリンク(関係性)はあからさま過ぎてはいけません。
(もしそうしたならば、ジャッジチームがそれを容易に「推測」してしまいます)。
しかし、それはなかなか簡単ではありません。バランスには練習が伴います。

感情的な要約へのリンク:通常、ストーリーをカードの特定の詳細にリンクすることは悪い戦術です。
例えば、カードに猫が写っていて、ストーリーが猫に関するものであるか、猫について言及している場合です。
例外があるかもしれませんが、これは通常、対戦相手のチームがスコアを獲得することにつながります。
代わりに、ストーリーの「感情的な要約」とカードの「感情的な要約」の関係を見つけてみてください。
例えば、あなたのストーリーが運転免許証を取得する喜びについてだとしましょう。
悪い選択は車が書かれているカードでしょう。喜びの感覚について書かれているカードが良い選択でしょう。

キャプテンになるメリット:キャプテンは、ストーリーテラー(またはジャッジ)とチームメンバーとしての両方で点数を獲得できます。
可能な限りいつでも、最初にストーリーテラーとして名乗り出るようにしてください。
(ただしみんなで楽しむ気持ちを忘れずに。)

2枚の類似するカードの秘訣:キャプテンが追加の点数を獲得する方法として、いくつかの戦術があります。
ストーリーテラー:似たようなカードが2枚ある場合は、あまり目立たない(しかしまだ目立つ)カードをメインカードとして選択します。
ジャッジが「ジャッジチームが推測するのは容易い」と判断した場合、あなたは自分のストーリーに、2枚目の『より一致するカード』を追加し、ジャッジチームを誘導して2枚目のカードを選ばせるチャンスです。
ジャッジ:ストーリーテラーのカードよりも、よりストーリーに一致するカードを手札に持っている場合は、ストーリーテラーのチームに推測を任せ、そのカードを追加して、対戦チームがストーリーテラーのカードではなくあなたのカードを選択することに期待します。

ABOUT ME
くり坊
Web系フリーランスエンジニア